ケータイ辞書JLogosロゴ 西湯浦村(近世)


熊本県>阿蘇町

 江戸期〜明治22年の村名。阿蘇郡のうち。江戸末期までに湯浦村から分村して成立。熊本藩領。村高は「旧高旧領」644石余。「肥後国誌」では,湯浦村のうちと見え,内牧手永に属し,高633石。元治元年の内牧手永増補略手鑑によれば,高633石余,反別は田30町8反余・畑17町余,竈数63・人数303(阿蘇町立図書館蔵文書)。村内の神社は湯浦の鎮守一の宮社を中牟田に祀るほか,西湯浦八幡宮がある。正暦4年の創建といい,神幸の田植歌を伝え,境内は老杉が高くそびえ,1,000年を算するものもある。旧暦7月7日に行われる祭典は七夕さんの祭りとして親しまれてきた。阿蘇三十三か所観音巡り第6・7番札所として,今山寺・徳林寺の両観音堂がある。熊本県,白川県を経て,明治9年熊本県に所属。同22年内牧村の大字となる。
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(C)角川日本地名大辞典「旧地名」
JLogosID:7453362
最終更新日:2009-03-01




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