ケータイ辞書JLogosロゴ 東小川村(近世)


熊本県>小川町

 江戸期〜明治22年の村名。下益城【しもましき】郡のうち。熊本藩領。村高は「旧高旧領」1,005石余。「肥後国誌」では河江手永に属し,高935石余,小村に蓮仏村・引上村・西山村・九門名村が見える。鎮守は小川阿蘇神社。長久2年阿蘇神社三の宮の分霊を引上に祀り,その後小川阿蘇神社に合祀。寺院は天文10年開基という浄土真宗西派専行寺。当地方には天台宗の小寺が多く,9世紀初期に創建された西の高野山と呼ばれる釈迦院の影響があったものと考えられる。地内には観音・天神・薬師・金比羅・年神などを祀る小堂がある。九門名村の名は,口分田の転訛という。境尾の地は八代郡との境であったため役人がいたといわれる。熊本県,八代県,白川県を経て,明治9年熊本県に所属。同22年小川町の大字となる。
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(C)角川日本地名大辞典「旧地名」
JLogosID:7453634
最終更新日:2009-03-01




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