ケータイ辞書JLogosロゴ 道川内村(近世)


熊本県>芦北町

 江戸期〜明治22年の村名。葦北郡のうち。熊本藩領。村高は「旧高旧領」86石余。元禄7年の田売渡し証文に「道河内村門兵衛」と見える(芦北町誌)。「肥後国誌」では佐敷手永に属し,佐敷村のうちと見え,高82石余。なお「肥集録」(肥後国地誌集)では,乙千屋村の懸村となっている。正徳年間の地方文書(伊藤家文書)では,本方57石余,田畝数2町7反余・畠畝数2町1反余。また同文書には「御郡代衆屋敷床高5斗5升」と見え,葦北郡の郡代の屋敷が所在していたが,明和元年佐敷町本町へ移転した(肥後国誌)。熊本県,八代【やつしろ】県,白川県を経て,明治9年熊本県に所属。明治3年の佐敷郷御通筋御手鑑帳(芦北町立図書館蔵文書)によれば,戸数38,人数147うち男82・女65。同20年には,江戸期の佐敷村の小村舟津村を合併。同年の戸数83・人口359(芦北町誌)。同20年佐敷小学校が佐敷町本町から現小学校校庭プール付近に移転,新築された。同22年佐敷村の大字となる。
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(C)角川日本地名大辞典「旧地名」
JLogosID:7454158
最終更新日:2009-03-01




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