ケータイ辞書JLogosロゴ 早楢(中世)


熊本県>蘇陽町

 南北朝期から見える地名。阿蘇郡のうち。正平7年2月吉日の阿蘇社上葺等次第(阿蘇文書/大日古13‐1)に,「一,南四宮之分……早楢」とあるのが初見で,南四宮の上葺料材を割り当てられている。また同18年閏正月25日の阿蘇社造営料木納帳(同前)にも「わさならの分」として割当てが見え,長禄2年7月25日の阿蘇社(カ)造営料木諸郷村支配状(同前)では,「草壁之分」の1つに「わさならよりこ」という注記があり,「わさなら分」として「梁」「長木」が割り当てられている。下って文明4年11月26日の阿蘇山本堂造営棟別料足請取日記写(同前/大日古13‐2)には「早奈良柏之御使,円鏡坊,目丸近江守,彼両人より請取申候料足十一貫五文」とある。また同16年8月28日の阿蘇十二社同霜宮最花米注文(同前/大日古13‐1)には,「わさならのふん」として竹原・高畑・小倉・柳・旅草・猿丸などの地名が見え,各々の負担が書き上げられており,最花米を徴する使者宿泊の村としても「わさならのふん 一所しも山 一所かちハら 一所あかたて」とある。
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(C)角川日本地名大辞典「旧地名」
JLogosID:7454692
最終更新日:2009-03-01




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