ケータイ辞書JLogosロゴ 生地(中世)


大分県>杵築市

 鎌倉期〜南北朝期に見える地名。豊後国速見【はやみ】郡八坂【やさか】下荘のうち。鎌倉期と推定される年未詳9月8日の八坂下荘領家御教書に,「□(薬)師丸伊久地山野内,屋敷□畠塩浜等事」と見えるのが初見(生地文書/大友史料3)。薬師丸名(薬丸名)に属し,山地の作に田畠・塩浜が記され,八坂川左岸の低地生地付近まで,当時海水が入り,塩田の営まれていたことがわかる。北の台地にある朝日寺は,薬師丸名主正忠が鎌倉末期に建立したもので,文和2年10月16日八坂荘領家は同名内の地および貞吉名内の田地を同寺に寄進した。生地朝日寺と呼ばれ,これが終見。
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(C)角川日本地名大辞典「旧地名」
JLogosID:7454894
最終更新日:2009-03-01




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