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中畑村(近世)とは

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角川日本地名大辞典(旧地名編)>大分県>荻町

中畑村(近世): 江戸期～明治８年の村名仲畑・中畠とも書く豊後国直入【なおいり】郡柏原【かしわばる】郷のうち大野川の最上流域左岸の通称柏原台地上に位置する岡藩領柏原組に所属村高は...

［最終更新日:2009-03-01／JLogosid:7457971］
関連項目：赤田組(近世) 飯詰組(近世) 石浜村(近世)

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角川日本地名大辞典(旧地名編)>長野県>八千穂村

中畑村(近世)

江戸期～明治９年の村名佐久郡のうち千曲川上流左岸に位置するはじめ小諸藩領，元和８年徳川忠長領，寛永９年幕府領，寛文元年甲府藩領，元禄14年幕府領，享保10年旗本水野氏知行，安永６年からは幕府領村高は，「天正貫之帳」70貫，「正保書上」「元禄郷帳」ともに127石余，「延享高書」162石余，「天保郷帳」「旧高旧領」ともに180石余用水は大岳川に依存し，上村・高野町村との間に水論が絶えなかった寛永14年当村百姓三之丞が上村山入会地を切り開き，慶安２年検地を請けて中畑村新田（鸒ノ口）となった上村山入会11か村との間に激しい争論があったが，宝永３年幕府裁許によって境界を確定した（鸒ノ口区・上村郷倉所蔵文書）当村・大窪村・下畑村・上村・上村新田・高野町の６か村組合堰は，大岳川の水を鸒の口で揚水したが，11か村入会山の山元村として水利権を主張する上村と，堰元権を主張する当村が対立したこの用水は上村地内の滝下（滝壷）で上村に分水されたが，分水桝の設定に藤蔓の尺度を利用する「藤蔓分水」という古い方法が用いられた元禄６年当村は，佐口南平に新田開発を計画したが上村・上村新田・高野町の訴訟によって，谷地水による古田６畝余以外新規開田は阻止された（岡部家文書）慶応元年字此入に溜池を造り，南平・板屋平の水田化をはかったが，前記３か村からの苦情で，新田は溜池下より南平横堰までに限られた秋には猪・鹿が作物を食い荒らすので，小屋がけし威銃をうって追い払った番小屋は鸒ノ口３・佐口５，１か所に昼間１人・夜間２人ずつ配置，火薬は毎年５～13斤を購入した宝暦12年田鶴宮下向ではじめて軽井沢宿の加助郷を割り当てられ，次第に勤役量を強化された庄屋は寛永６年から万治２年まで小林嘉兵衛が勤めた寛文７年から名主１・組頭２となり，安永９年の名主１・組頭５・百姓代１，各マケの頭であった長百姓９人のなかから名主３人を互選し，年番に名主を勤めた弘化４年から嘉永２年の間に名主は小前一同の入札制となった百姓代は享保年間から出現，２家で勤めていたが，嘉永年間入札制となり，被選挙資格は名主層を除くすべての百姓に拡大された明治元年伊那県，同３年中野県，同４年長野県に所属同９年畑村の一部となる