ケータイ辞書JLogosロゴ かミの(中世)


宮崎県>高千穂町

 南北朝期から見える地名。日向国臼杵【うすき】郡のうち。建武元年11月4日の姓不詳定則寄進状に「しんしたてまつるしやう一大ミやうしんに,ひうかのくにたかちをのしやうかミのひ(むカ)らのうちゆのきのなしもゝ(とカ)之事」と見える(田部文書/南北朝遺九州編155)。下って,天正18年の「竿前御改書上帳写」(矢津田文書)には「一,高八百五拾壱石四斗余 上ノ村」とある。当地西端の峻峰玄武山には玄武城跡がある。後方の高さ4mに及ぶ自然の岩壁に刻された碑文は,城主吉村氏の由来などを記したものであるが,年を経ているため半分ほどしか判読できない。
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(C)角川日本地名大辞典「旧地名」
JLogosID:7459994
最終更新日:2009-03-01




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