ケータイ辞書JLogosロゴ 赤生木村(近世)


鹿児島県>笠沙町

 江戸期〜明治22年の村名。薩摩国河辺【かわなべ】郡加世田郷のうち。村高は,寛文4年「郡村高辻帳」および「天保郷帳」ではともに255石余,「旧高旧領」では616石余。「三国名勝図会」によれば,野間岳は「片浦村赤生木村に跨る,東西を赤生木村とし,北を片浦村とす」と記され,また野間岳権現社が「野間岳の八分にあり,赤生木村に属す,両社を分ち建て,東宮西宮といふ」とある。同社は古くは野間岳の頂上にあったが,台風でたびたび倒壊し,「文政十三年,庚寅,十二月七日,今の地に移さる……今の社地は嶽の南面にて,絶頂より峰下六町三十三間許に当れり」という。なお「県地誌」では,野間岳は「南は赤生木村に属し」とあり,片浦村の中に野間神社が見える。笠石があり,「高さ一丈許,彷彿として笠を被りたるが如し,下に小祠あり,笠石権現といふ」とある(三国名勝図会)。明治初年の戸数433・人口2,346。「県地誌」では,戸数433・人口2,346,うち士族641・平民1,705,牛369・馬75,公立小学校が2校あり生徒数男128,物産としては米・麦・大豆・蕎麦・大角豆・赤豆・青豆・甘薯・茶・煙草・干藻草・海人草・鯛・タバメ・糸錦魚・鰺・鯖・鱶・黒鉛。明治22年西加世田村の大字となる。
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(C)角川日本地名大辞典「旧地名」
JLogosID:7461128
最終更新日:2009-03-01




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