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鹿児島県>溝辺町

 明治22年〜現在の大字名。はじめは溝辺村,昭和34年からは溝辺町の大字。明治34年に組織された「有川同志会」と呼ばれる自治組織が大字行政を育ててきた。地頭仮屋跡は町役場の所在地となっている。町内各大字からの道はすべて当大字に通じ,江戸期の吉田薩摩筋,山ケ野金山筋,今日の県道加治木栗野線に沿った交通の要衝にあたり,溝辺小学校・溝辺中学校がある。農業面では川沿いの狭小な水田以外にみるべきものはなく,山林が大半を占める。その山林も民有林245ha・国有林355haのすべてが水源涵養保安林として指定されている。その昔は陸上交通の要衝であったが,鉄道沿線から遠く離れ衰退の一途をたどっていた。しかし昭和47年溝辺町麓に鹿児島空港が設置されてからはバス交通の便もよくなり,活況をとりもどしつつある。
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(C)角川日本地名大辞典「旧地名」
JLogosID:7461171
最終更新日:2009-03-01




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