ケータイ辞書JLogosロゴ 今田名(中世)


鹿児島県>吹上町

 鎌倉期〜南北朝期に見える名田名。薩摩国伊作荘のうち。今田村とも見える。鎌倉末期に領家雑掌と地頭との間で係争のあった地で,正応5年11月30日付の伊作荘日置北郷領家雑掌地頭代和与状に「宮内・伊与倉・今田参箇名」と見える。この和与では神田寺田を除いて下地を領家から地頭へ避り渡し,翌6年正月13日付関東下知状で和与が確認された。しかし,以後も係争は終わらなかったらしく,文保元年6月17日にも両者で和与がなされている。この和与状によれば名内には若王子敷地があり,貞和2年9月日付の伊作荘名主等注進状によれば,名内の城郭で合戦が行われている。その後,建徳2年5月27日には島津道壱(親忠)が,字六郎(十忠)に「今田名内野崎田五段」などを,字ほう寿子に「今田名内水田森本壱町弐段」などを各々譲っているが,吹上町今田には野崎の小字名が残されている(以上,旧記雑録・島津家文書1・伊作荘史料)。
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(C)角川日本地名大辞典「旧地名」
JLogosID:7461308
最終更新日:2009-03-01




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