ケータイ辞書JLogosロゴ 伊与倉名(中世)


鹿児島県>吹上町

鎌倉期〜南北朝期に見える名田名薩摩国伊作荘のうち伊与倉村とも見える正応5年11月30日付の伊作荘日置北郷領家雑掌地頭代和与状に「宮内・伊与倉・今田参箇名」と見え,神田寺田を除く下地が領家から地頭へ避り渡されているのち伊作荘は下地中分で南方と北方に折半された際,当名は中分線となった「伊与倉河」(のちの伊作川)を挾んで南北に二分されることになり,元亨4年8月21日付下地中分和与状に「北方伊与倉名」,建徳2年5月27日付島津道壱(親忠)譲状に「北方伊与倉名内水田〈桑木五段 同次郎太郎入道屋敷薗壱ケ所〉」などと見える(以上,旧記雑録・島津家文書1・伊作荘史料)近世の与倉村がその遺称で,吹上町与倉にあたる
解説文を自分にメール
メアド:Milana@docomo.ne.jp

(C)角川日本地名大辞典「旧地名」
JLogosID:7461319
最終更新日:2009-03-01




ケータイ辞書 JLogosトップ