内村(近世)
江戸期〜明治22年の村名｡大隅国桑原郡国分郷のうち｡村高は,寛文4年の｢郷村高辻帳｣および｢天保郷帳｣では788石余,｢旧高旧領｣では,1,218石余｡鹿児島神宮(正八幡宮)の門前町の1つで,見次村･内山田村とともに宮内村と称された｡大隅二之宮と呼ばれる蛭子神社は奈気木【なげき】の杜ともいう｡天台宗鷲峯山霊鷲山寺弥勒院は当村内にある正八幡宮の別当寺であった｡ほかに臨済宗霊鷲山正興寺･時宗笑隈山正行寺･天台宗補陀洛山正護寺密常院がある(三国名勝図会)｡明治14年の｢姶良桑原囎唹郡役所管内一覧｣では,戸数180･人口867,うち士族66戸･310人,平民114戸･557人｡明治11年開設の公立宮内小学校は内山田･見次村の生徒も収容した｡同22年西国分村の大字となる｡
解説文を自分にﾒｰﾙ![]()
ﾒｱﾄﾞ:Milana@docomo.ne.jp
![]()
(C)角川日本地名大辞典｢旧地名｣
JLogosID:7461373
最終更新日:2009-03-01