ケータイ辞書JLogosロゴ 大野村(近世)


鹿児島県>金峰町

 江戸期〜明治22年の村名。薩摩国阿多郡田布施郷のうち。村高は,寛文4年2,138石余(郡村高辻帳),享保7年1,251石余(金峰町郷土史),安永7年1,396石余(御治世要覧),「天保郷帳」では2,138石余,慶応4年には1,375石余,「旧高旧領」では1,432石余。享保7年の京田浦水手87,百姓戸数180・人数472,用夫158(金峰町郷土史)。神社には南方(諏訪)神社がある。明治11年多夫施小学校の分校として大野小学校・吹上(後に南原)小学校が設立,同17年の大野小学校の生徒数は男子119・女子2。同18年2校とも多夫施小学校に統合された(金峰町郷土史)。「県地誌」によれば,田畑396町歩余,戸数492(士族159・平民330・社家3),人口2,216(士族749・平民1,467)。主産業は農業,漁業50戸で帆船5,うち200石未満50石以上2・50石未満3。物産は穀類と魚介類。明治22年田布施村の大字となる。
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(C)角川日本地名大辞典「旧地名」
JLogosID:7461493
最終更新日:2009-03-01




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