ケータイ辞書JLogosロゴ 岡別府村(近世)


鹿児島県>大崎町

 江戸期〜明治22年の村名。日向国諸県【もろがた】郡大崎郷のうち。「天保郷帳」による村高は216石余,「旧高旧領」では355石余。「日向地誌」によれば,税地田20町余,畑76町余,その他の切換畑・荒畑・山林・原野など総計137町余。戸数38(士族8・平民29・寄留平民1),人口139(士族26・平民113),牛38・馬29。人民共立小学校は中園にあり生徒数男25人・女25人であるが,一部は持留村の児童を収容していた。物産は米40石,油菜子12石,粟3石,蕃藷400俵,楮皮10貫,器用として箕100枚,桶大小100荷。隣村往還は東部の仮宿村境より西部の持留村境に至る長さ20町余で平坦。このほか飛地が永吉村に2反余,仮宿村に9畝いずれも水田である。なお,仮宿村境に近い小金松は,戸数7戸で郷士の居住集落であった(大崎町史)。明治22年大崎村の大字となる。
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(C)角川日本地名大辞典「旧地名」
JLogosID:7461520
最終更新日:2009-03-01




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