ケータイ辞書JLogosロゴ 上名村(近世)


鹿児島県>野田町

 江戸期〜明治22年の村名。薩摩国出水郡野田郷のうち。なお,明暦3年以前は出水郷のうち。慶長17年の軍役高帳で出水郷野田に配置された野田衆中(高673石余,人体122)の大半は熊陳馬場に居住しており,上名肝煎分(庄屋役分)3石が配当されている。山門院野田村里記帳によれば,元禄11年の窯数253(そのうち衆中87)。村高は,「旧高旧領」では2,095石余。土質は砂礫を交えた赤土で,桑・茶に適するが水利には恵まれない。出水街道は野町のある下名村との村境を通り,地頭仮屋のある熊陳馬場を経て,受口峠・阿久根郷へ通ずる。野町には商家が10軒ほどあった。寺社には,臨済宗永林寺,島津忠兼を祀る若宮八幡社,小松重盛を祀る小松宮大明神社がある(三国名勝図会)。「県地誌」によれば,戸数322(士族92・平民222・社家8),人口1,235(士族422・平民813),牛26・馬189。物産としては米・麦・粟・大豆・蕎麦・甘藷・繭・生糸・茶・煙草・実綿・麻などがある。明治22年野田村の大字となる。
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(C)角川日本地名大辞典「旧地名」
JLogosID:7461695
最終更新日:2009-03-01




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