ケータイ辞書JLogosロゴ 川田村(近世)


鹿児島県>郡山町

 江戸期〜明治22年の村名。薩摩国日置郡郡山郷のうち。村高は「天保郷帳」では537石余,明治初年518石余(郡山郷土史),「旧高旧領」では516石余。文久2年当時の庄屋は鬼丸九右衛門。鎮守は諏訪大明神社(諏訪神社)で永禄6年の棟札があったという(三国名勝図会)。同社は明治42年2小社をあわせて南方神社と改称されて今日にいたる(郡山郷土史)。寺院は曹洞宗大川寺があったが排仏毀釈で廃寺となり,その後跡地に川田神社がつくられて今日にいたる(郡山郷土史・県地誌)。「県地誌」では戸数106・人口436,うち士族88・平民348,牛26・馬95,小学校1,村の中央に戸長役場があった。物産は米・糯米・大麦・小麦・粟・蕎麦・甘藷・茶・油菜子・楮皮で,1戸が商業のほかはすべて農業。明治22年郡山村の大字となる。
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(C)角川日本地名大辞典「旧地名」
JLogosID:7461747
最終更新日:2009-03-01




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