ケータイ辞書JLogosロゴ 郡山村(近世)


鹿児島県>郡山町

 江戸期〜明治22年の村名。薩摩国日置郡郡山郷のうち。村高は「天保郷帳」では1,793石余,明治初年1,862石余(郡山郷土史),「旧高旧領」では1,833石余。弘化4年当時の庄屋は白坂喜右衛門,幕末に臼田伝左衛門。鎮守は諏訪大明神社で,天正15年の勧請再興という(三国名勝図会)。明治5年小山田村の諏訪神社に合併されたが,のち復興されて潜木神社となり今日に至る(郡山郷土史)。寺院は真言宗の鹿児島大乗院の末寺の法幢寺と曹洞宗円照寺があった(郡山郷土史)。「県地誌」では戸数321・人口1,502,うち士族952・平民550,牛173・馬292,小学校2,村の西南に戸長役場があった。物産は米・粟のほか甘藷・蕎麦・麻苧・油菜子・茶の農産物に加え,塵紙・半紙・楮皮・箸などの手工業製品がある。8戸が商業のほかは農業。明治22年郡山村の大字となる。
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(C)角川日本地名大辞典「旧地名」
JLogosID:7462024
最終更新日:2009-03-01




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