甑田村(中世)
室町期に見える村名薩摩国伊集院のうち応永7年8月18日付伊集院頼久寄進状に｢薩摩国伊集院内甑田村椛木壱町･樋脇五段･小河田□并ﾆ薗壱所奉寄進円通庵処也者｣とある(円通庵文書/旧記雑録)｢伊集院由緒記｣(県史料拾遺)は｢福山村奥門,山神一社,棟札 奉勧請山神大明神……薩摩州伊集院谷口名甑田名門当地頭小倉左右左衛門尉殿信心堅固息災延命｣としるし,当地の地頭が小倉左右左衛門尉であったことを伝えている現在の松元町福山の北部石谷境に椛木ｹ宇都,続いて石谷に大椛木･椛木･内椛木の小字がある奥門および山神社の所在地は現在福山中公民館の西方約100mほどであり,甑田村･甑田名の地は現在の松元町福山から石谷にかけたあたりに比定される
解説文を自分にﾒｰﾙ![]()
ﾒｱﾄﾞ:Milana@docomo.ne.jp
![]()
(C)角川日本地名大辞典｢旧地名｣
JLogosID:7462055
最終更新日:2009-03-01