ケータイ辞書JLogosロゴ 西道村(近世)


鹿児島県>桜島町

 江戸期〜明治22年の村名。大隅国大隅郡桜島郷のうち。村高は,「天保郷帳」では41石余,「旧高旧領」では80石余。鎮守の三柱神社は祭神を月読命とする。元禄・宝永年間に,藩営の製蝋所が置かれた(県史)。安永8年桜島の大噴火では村民は鹿児島城下へ避難した。果樹生産がさかんで,なかでも幕末の頃,山本万左衛門の住居前に生えた一本の李は実の着色が早く貯蔵に耐えたため,以後村内外で「万左衛門」という名称で栽培された。明治14年5月上山惟休ほか14人は葡萄の栽培と葡萄酒の醸造を計画,葡萄苗1万本の注文斡旋方を県庁に出願したが,同年11月計画を変更し苗木の注文を3,000本に減じた(県史)。明治22年西桜島村の大字となる。
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(C)角川日本地名大辞典「旧地名」
JLogosID:7462105
最終更新日:2009-03-01




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