ケータイ辞書JLogosロゴ 獅子島村(近世)


鹿児島県>東町

 江戸期〜明治22年の村名。薩摩国出水【いずみ】郡長島郷のうち。なお,明暦3年以前は出水郷のうち。村高は,「三州御治世要覧」および「旧高旧領」ではともに130石余。長島地頭の下に獅子島勤番を置いて統治した。寛永14年島原の乱に際して,鹿児島藩は11月15日山田有栄らをもって兵300を獅子島に派遣し,12月になって引きあげさせた。肥後天草との国境に当たる。獅子島には津口番所があり,入来する旅人を取り調べた。明治10年西南の役では官軍の艦船が獅子島に停泊する(長島郷土史)。「県地誌」によれば,戸数231・人口1,116,牛2・馬171,舟8。物産としては米・麦・粟・蕎麦・甘藷・実綿・鰯・スルメ・黒砂糖・ワカメ等。明治22年東長島村の大字となる。
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(C)角川日本地名大辞典「旧地名」
JLogosID:7462195
最終更新日:2009-03-01




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