ケータイ辞書JLogosロゴ 白羽(中世)


鹿児島県>川内市

 鎌倉期から見える地名。薩摩国薩摩郡のうち。文永元年10月10日付の沙弥見仏から子息三郎大蔵種忠への譲状に「一所 しらハのむら」と見える(延時氏文書/旧記雑録)。次いで南北朝期の暦応5年5月26日,島津貞久は新田宮権執印氏に対し「薩摩国凶徒為退治,来月十五日,可令発向南方,相催一族,可取向城致用意,可被打越白羽也」と軍勢催促を行っている(水引権執印文書/同前)。下って慶長2年,大島忠康の「高麗道記」には「三月十八日白波の町に中宿候て二日の間逗留」とあり,当地に町場の形成されていたことが知られる。
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(C)角川日本地名大辞典「旧地名」
JLogosID:7462353
最終更新日:2009-03-01




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