ケータイ辞書JLogosロゴ 新御堂村(近世)


鹿児島県>垂水市

 江戸期〜明治22年の村名。大隅国大隅郡垂水【たるみず】郷のうち。村高は,享保7年の「古今覚書」および「旧高旧領」ともに424石余。「三国名勝図会」には田上村新御堂と見える。地内を流れるよめじょ川疏水は,元禄年間7代久治に始まり,寛保年間,9代貴儔の代に完成したという。この疏水は,本城川の上流の新光寺の水分神社で取水し,井川から上之宮,新御堂集落を経て田上川に合流し,延長2里,トンネル10か所,灌漑水田面積200余町歩といわれる。寺院に天台宗新光寺や曹洞宗竜門軒,竜福院などがあった。奥地の山間部には各種の鉱脈があり,大守島津重年によって鉄山谷から採掘した鉄を鍛冶場谷で精錬したこともある。上新御堂の大洞寺跡では,島津氏久の逆修塔や永留氏の宝篋印塔,新光寺跡では中世の五輪塔が多く復元されている。井川観音では,十一面観音や不動明王など5体の石仏が大きな洞窟の中に安置されている。明治22年垂水村の大字となる。
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(C)角川日本地名大辞典「旧地名」
JLogosID:7462381
最終更新日:2009-03-01




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