瀬上村(近世)
江戸期〜明治22年の村名｡薩摩国甑島郡甑島郷のうち｡｢九州東海辺沿海村順｣では,文化7年の家数127軒｡村高は,｢旧高旧領｣81石余｡物産としては,眺浦の盆山石,海鼠池のﾅﾏｺなどがある(三国名勝図会)｡ことに,煮ﾅﾏｺは恒例として将軍に献上された(上甑村郷土史)｡神社には春日大明神祠がある(三国名勝図会)｡明治12年浦内小学が設立される｡同22年上甑村の大字となる｡
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(C)角川日本地名大辞典｢旧地名｣
JLogosID:7462411
最終更新日:2009-03-01