ケータイ辞書JLogosロゴ 時吉(中世)


鹿児島県>川内市

鎌倉期に見える地名薩摩国東郷のうち建久8年の薩摩国図田帳に,東郷別符53町2反のうちとして「時吉十五町 郷司名主在庁道友」「時吉十丁七段〈同御庄寄郡〉郷司在庁道友」とあるこれで見ると時吉が2か所あるが,今この位置はにわかには定め難い前者の時吉15町を東郷別符の中心地別府原【びゆうのはる】(川内【せんだい】市田海町)北部の下之段の小字時吉(川内市城上町)に比定し(川内市史),後者の島津荘寄郡の時吉10町7反の地を東郷山田村の別府に比定(東郷町郷土史)する説がある時吉は大前氏の仮名であり,在庁道友は薩摩国府の在庁官人として勢威を振るった大前道友のことで,図田帳の末尾に「権(掾)大前」として署名している
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(C)角川日本地名大辞典「旧地名」
JLogosID:7462729
最終更新日:2009-03-01




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