ケータイ辞書JLogosロゴ 豊留村(近世)


鹿児島県>姶良町

 江戸期〜明治22年の村名。大隅国始羅郡帖佐郷のうち。村高は,寛文4年の「郡村高辻帳」では299石余,安永7年の「三州御治世要覧」では555石余,「天保郷帳」では299石余,「旧高旧領」では571石余。明治14年の「姶良桑原囎唹郡役所管内一覧」によれば,田畑反別35町歩余,士族はなく平民戸数26・人口115。村社の早馬神社は,上名村の「黒島どん」が住吉池の所有権争いに敗れたはらいせに蹴ちらした子供の一人を祀ったものという(姶良町郷土誌)。山田川の最上井堰と用水路がある。江戸期には,下豊留・盛満・伊藤・久重・西別当・別当・新門・中豊留・宮脇・末広・西室田・永富・増満・徳重・室田・西豊留の16門があった(同前)。明治22年帖佐村の大字となる。
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(C)角川日本地名大辞典「旧地名」
JLogosID:7462765
最終更新日:2009-03-01




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