中川村(近世)
江戸期〜明治22年の村名｡薩摩国日置【ひおき】郡伊集院郷のうち｡村の入口近くに鎮守社春日神社がある｡村高は天明8年で316石余(由緒再撰調),｢天保郷帳｣では339石余,｢旧高旧領｣では323石余｡門数は天保期で8(伊集院郷土史)｡｢県地誌｣によると戸数60･人口285,士族はなく皆農業で,牛20･馬32,米112石余･粟75石余･裸麦25石余･蕎麦120石余･甘藷6,450斤｡里道1等に属す郡山往還が南土橋村から当村の西部を通り郡山郷西俣村へ通じ,道幅1間,当村に係るもの長さおよそ15町｡明治22年,中伊集院村の大字となる｡
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(C)角川日本地名大辞典｢旧地名｣
JLogosID:7462798
最終更新日:2009-03-01