ケータイ辞書JLogosロゴ 中村(中世)


鹿児島県>鹿屋市

鎌倉期〜室町期に見える村名大隅国鹿屋【かのや】院のうち元徳2年の鹿屋院惣地頭代押領田在家山野注文に「一,馬庭田六段四丈 四斗代 御米十三石六斗 是者中村地頭代官,嘉暦元年以後初五ケ年間押作分,一年別二石七斗二舛宛」と見え,鹿屋院中村の地頭代が馬庭田6反4丈を5年間押作したとして雑掌に訴えられている同注文にはまた,地内の小地名,郷之原・北田・大曲(尾曲)・古世城(古前城)・曽田・白崎が見える(鹿屋氏文書/旧記雑録)下って応永7年正月25日付の鹿屋周防守忠兼宛島津元久宛行状に「嶋津庄大隅方鹿屋院内下村弁分,中村池上名弁分,田上名堀内,為本領上者,地頭領家職事,一曲所宛行也」とある(同前)また応永34年4月19日付の鹿屋玄兼宛行状に「大隅国鹿屋院中村之内吹上之堂地別当式之事,任地名円之坊譲申候上者,相懸候分之勤公事,御一期之間可有知行」と見える(岸良氏文書/旧記雑録)江戸期の中名村にあたる
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(C)角川日本地名大辞典「旧地名」
JLogosID:7462881
最終更新日:2009-03-01




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