ケータイ辞書JLogosロゴ 永吉(中世)


鹿児島県>大崎町

 南北朝期から見える地名。日向国救仁郷のうち。正平14年8月30日付の諏方座主兵部律師宛島津氏久寄進状に「日向国求仁郷永吉東方比志田内地頭屋敷二ケ所」とある(安養院文書/旧記雑録)。また,文明5年6月日付の田代清定申状に,島津久豊よりの給分として「求仁之郷之内永吉名二町」と見える(田代家文書写/県史料拾遺)。当地は天正元年,肝付の乱の功で都城領主北郷時久に加封された。その後,天正15年伊集院忠棟に与えられたが,庄内の乱後は島津氏直轄となり,垂水【たるみず】島津家の持切在となった(大崎町史)。
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(C)角川日本地名大辞典「旧地名」
JLogosID:7462890
最終更新日:2009-03-01




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