ケータイ辞書JLogosロゴ 夏井村(近世)


鹿児島県>志布志町

 江戸期〜明治22年の村名。日向国諸県【もろがた】郡志布志郷のうち。門割6門の小村。農村であるが人家は海岸線にあるので半農半漁であった。西部は秋月藩福島と境を接するため,中世の夏井砦のあった海岸寄りの街道には夏井番所が置かれ,城下より勤番の番士10人と,麓より郷士2人が加番して厳重な取調べがなされていた。宝暦11年家内29・男女129人・高204石余(志布志肝付文書),天保5年229石余(天保郷帳),「旧高旧領」では296石余。海中の弁天島には市杵島姫命を祀る村社厳島神社がある。「日向地誌」によれば,戸数60(士族18・平民41・社1),人口205(士族58・平民147),牛41・馬57。明治7年第23番小学校を開設,同8年には夏井小学校と改称するが,同12年には志陽小学校に合併。同22年志布志村の大字となる。
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(C)角川日本地名大辞典「旧地名」
JLogosID:7462905
最終更新日:2009-03-01




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