ケータイ辞書JLogosロゴ 西俣村(近世)


鹿児島県>郡山町

 江戸期〜明治22年の村名。薩摩国日置【ひおき】郡郡山郷のうち。村高は「天保郷帳」では746石余,明治初年781石余(郡山郷土史),「旧高旧領」では777石余。幕末〜明治初年の庄屋・村長に河野万左衛門。鎮守は中与【なかぐみ】(西俣の中心部)・下与(西俣の南部)を氏子とする霧島神社で,寛文8年の銘のある伊集院苗代川の焼物の狛獅子がある。特産物として飯匙がある(三国名勝図会)。「県地誌」では戸数114・人口479,うち士族200・平民279,牛57・馬109,小学校1,村の中央に戸長役場があった。物産は米・粟・甘藷・蕎麦・茶・麻苧・油菜子・楮皮で,すべて農業。明治22年郡山村の大字となる。
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(C)角川日本地名大辞典「旧地名」
JLogosID:7462957
最終更新日:2009-03-01




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