ケータイ辞書JLogosロゴ 浜平村(近世)


鹿児島県>垂水市

 江戸期〜明治22年の村名。大隅国大隅郡垂水【たるみず】郷のうち。村高は,享保7年の「古今覚書」では292石余,「旧高旧領」では208石余。元和19年には高594石余とあり,柊原【くぬぎばる】村のうちに含まれていた。当村は浜平浦とも称され,半農半漁の村であった。本城川河口は港とよばれ,垂水郷内で最も商取引が盛んだった。文化年間,庄屋水迫平五郎は,大島から甘蔗苗を移して黒糖生産を始めたり,八田網を始めるなど,殖産興業をはかっている。明治12年に設立された浜平簡易小学校は,同26年垂水小学校へ合併。明治22年垂水村の大字となる。
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(C)角川日本地名大辞典「旧地名」
JLogosID:7463063
最終更新日:2009-03-01




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