ケータイ辞書JLogosロゴ 福沢村(近世)


鹿児島県>福山町

 江戸期〜明治22年の村名。大隅国曽於【そお】郡福山郷のうち。安永10年,時の藩主島津重豪は西目方面(谷山・加世田・川辺【かわなべ】・阿多)から農民87戸・郷士6戸を移住させ川路原・新原地区を開拓,のち早くから成立していた国師地区を合わせて福沢村となったという(福山町郷土誌)。また当村の池之谷地区は弘化5年に開かれている。なお村内にある砂走地区は安永9年牛根郷からの入植者によって開かれ,のち福地村となった。開発の経緯は,川路原にある天明8年創建の稲富神社,文政4年創建の諏訪神社の碑文に記されている(福山町郷土誌)。入植後数年間の租米は免除されたが,8年後には高賦500石余が割り当てられた(福山町郷土誌)。村高は「旧高旧領」では147石余。明治22年福山村の大字となる。
解説文を自分にメール
メアド:Milana@docomo.ne.jp

(C)角川日本地名大辞典「旧地名」
JLogosID:7463221
最終更新日:2009-03-01




ケータイ辞書 JLogosトップ