ケータイ辞書JLogosロゴ 増田村(近世)


鹿児島県>姶良町

 江戸期〜明治22年の村名。大隅国始羅郡帖佐郷のうち。村高は,寛文4年の「郡村高辻帳」では299石余,安永7年の「三州御治世要覧」では418石余(南禅院持切),「天保郷帳」では299石余,「旧高旧領」では369石余。明治14年の「姶良桑原囎唹郡役所管内一覧」によれば,田畑反別26町歩余,士族はなく平民戸数32・人口154。十六大明神社は,臼の吉兆があった翌日,臼から16本の枝が出て大木になったので,16の宮を勧請して十六大明神社と呼んだという(姶良町郷土誌)。同社の天正7年の棟札には古来建立の旨が記されている(三国名勝図会)。ほかに霧島六所権現社がある。江戸期には,柳鶴・恒見・南・宮脇・高畠・富谷・高房・田中・池ノ上・岸園・福満・西園・水流の13門があった(姶良町郷土誌)。明治22年帖佐村の大字となる。
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(C)角川日本地名大辞典「旧地名」
JLogosID:7463366
最終更新日:2009-03-01




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