ケータイ辞書JLogosロゴ 大半田村(近世)


山形県>三川町

 江戸期〜明治22年の村名。はじめ櫛引【くしびき】郡,寛文4年からは田川郡のうち。はじめ上杉氏領,慶長6年最上氏領,元和8年からは庄内藩領。中川通に属す。村高は,元和8年の御知行目録448石余,寛永元年の庄内検地高辻717石余,「天保郷帳」「旧高旧領」ともに684石余。幕末期の「弐郡詳記」によれば,免4ツ9分,家数35軒。地内の沼に,雁・鴨・鶉などの渡り鳥が多く飛来し,藩主の狩猟場になっていた。赤川寄りに楮畑という大楮林があり,大半田だけで8,790坪もあったが,安政元年全部伐採され,あとに漆の木が植え付けられたという(藤島町史上)。鎮守は六所神社,寺院は曹洞宗大田寺。鶴岡県を経て明治9年山形県に所属。同11年の一覧全図では,反別77町6反余,戸数38・人口236。明治11年東田川郡に属し,同22年渡前村・横山村の大字となる。
解説文を自分にメール
メアド:Milana@docomo.ne.jp

(C)角川日本地名大辞典「旧地名」
JLogosID:7615173
最終更新日:2009-03-01




ケータイ辞書 JLogosトップ