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- 大山郷(古代)とは
「大山郷(古代)」の関連ワード⇒ 赤田組(近世) 飯詰組(近世) 石浜村(近世)
日本地名大辞典に収録されているものの中から、現在以前のものを再編。
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| 大山郷(古代) 平安期に見える郷名婦負【ねい】郡のうち「和名抄」に見える婦負郡10郷の１つ刊本に「於保也万」の訓を付す高山寺本に「於保夜」とあるのは「万」の脱か遺称地はなく，その所在地は確かでないが，「越中志徴」は近世の田中郷内百山村を「ヲヤマ」と訓み，大山郷の遺名かとしているとすれば，当郷は現在の婦負郡八尾【やつお】町の赤江川上流域一帯に比定されることになるが，「地理志稿」は「ヒャクヤマ」と訓み，「婦負郡誌」には「モモヤマ」とあって疑問である「婦負郡誌」によれば，百山村は館本郷【たちほんごう】村の出村である奥田新【おくだしん】村の支村であり，その奥田新村は万治２年の新田用水の開削によって開拓せられたとあるので，「越中志徴」の説は失当であろう他に「日本地理志料」は山田川下流の現婦負郡婦中【ふちゆう】町高山を大山の転訛かとし，「地名辞書」は漠然と八尾町近傍山村の総号かとしているが，いずれも確かな根拠はない「万葉集」に「み雪降る越の大山行き過ぎていづれの日にかわが里を見む」と見え（巻12），「越中志徴」はこの「越の大山」はあるいは地名で当郷を指すかとしているが，一般には越前の愛発【あらち】山，加賀の白山，越中の立山などに当てられており，当郷とは無関係と考えられる |
出典:KADOKAWA「角川日本地名大辞典(旧地名編)」
| 大山郷(古代) 平安期に見える郷名「和名抄」常陸国河内郡七郷の1つ「新編常陸」は江戸期の「上岩崎・下岩崎・房内,及今ノ筑波郡足高・城中・伊丹・浜田・上萱場・下萱場・栗山・神生・戸茂・戸崎・太田・板橋・野堀・西大和田・西狸穴・高岡・小張・谷口等」にあてるまた郷名は谷原領と称される民家が丘陵上に立地し,当郷が平坦な村里から望むと「高敞ニシテ皆丘ヲナセル」ことによるという「地名辞書」は「今詳ならず,牛久,岩崎などにもやとも云へり」とし,「郡郷考」は牛久城の地とするが,疑問伊奈町板橋に宮後古墳・大房地遺跡(土師器),同村勘兵衛新田に勘兵衛新田遺跡(土師器),同村野堀に野堀古墳,同村神生に神生古墳,茎崎町駒込に駒込遺跡(土師器),同町上岩崎に稲荷様古墳,同町下岩崎に下岩崎古墳群・館山西遺跡(土師器・須恵器)などがある現在の伊奈町北半の台地上から,茎崎町の上岩崎・下岩崎など牛久沼と西谷田川に挾まれた舌状台地にかけた地域に比定される... |
出典:KADOKAWA「角川日本地名大辞典(旧地名編)」
| 大山郷(古代) 奈良期～平安期に見える郷名「和名抄」越前国大野郡六郷の1つ高山寺本は訓を欠く東急本は「於保也末」の訓を付す長岡京出土の米付札木簡に「大山郷戸主□□(石木カ)部広国戸米五斗上千縄」「延暦九年四月二日」(木簡研究3),「越前国大野郡大山郷物部万呂」「五斗四月七日」(長岡京跡左京第八五六六次立会調査説明資料)という墨書が見える長承2年6月14日官宣旨案(醍醐雑事記13)に見える小山郷と同所とするならば,現在の大野市南西部に比定される(県史)... |
出典:KADOKAWA「角川日本地名大辞典(旧地名編)」
| 大山郷(古代) 平安期に見える郷名男衾【おぶすま】郡のうち「和名抄」男衾郡8郷の1つ現在の嵐山【らんざん】町一帯とする説(地理志料),寄居【よりい】町一帯とする説(地名辞書),小川町から寄居町にわたる一帯とする説(旧県史)がある... |
出典:KADOKAWA「角川日本地名大辞典(旧地名編)」
| 大山郷(古代) 平安期に見える郷名... |
出典:KADOKAWA「角川日本地名大辞典(旧地名編)」
