ケータイ辞書JLogosロゴ 外河(中世)


埼玉県>吉川市

鎌倉期に見える地名下総【しもうさ】国葛飾【かつしか】郡下河辺【しもこうべ】荘下方赤岩郷のうち貞和4年9月14日の年貢送進状には「赤岩外河当年々貢事」として,米9石8斗余を金沢称名寺(現神奈川県横浜市金沢区)に送進した旨が見え(金沢文庫文書/神奈川県史資料編3),称名寺領であったことがわかるまた年貢米のほかにも,「上村糠三,下村四,藁四肥」「薦七十六牧(枚)上村,三十五牧(枚)下村」とあり,外河が上村と下村とに分かれていたことが知られる外河に対し内河もこの時期の文書に見られ,内河は現在の吉川市の上内川・下内川に比定できるが,外河は現在その名を留めてはいないしかし内・外は古利根【ふるとね】川の内・外の意と考えられ,吉川市・松伏【まつぶし】町の一部,もしくは千葉県野田市付近かとも思われる
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(C)角川日本地名大辞典「旧地名」
JLogosID:7615532
最終更新日:2009-03-01




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