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飫富郷(古代)


 平安期に見える郷名...

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[最終更新日:2009-03-01/JLogosid:7615585]
関連項目: 赤田組(近世) 飯詰組(近世) 石浜村(近世) 

角川日本地名大辞典(旧地名編)

日本地名大辞典に収録されているものの中から、現在以前のものを再編。

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飫富郷(古代)

平安期に見える郷名「和名抄」十市郡四郷の1つ「和名抄」高山寺本・東急本ともに「飯富」と記し,訓を欠く多氏にちなむ地名か本来は飫富で飯富(和名抄)・飯高(現橿原【かしはら】市飯高町)は誤写か郷名は「和名抄」以外に見えない「延喜式」神名上の十市郡19座のうちに「多坐弥志理都比古神社二座」(現田原本町多に比定)が見える天平2年の大倭国正税帳(正倉院文書/寧遺上)には,太神戸の稲1万552束5把,租138束4把,計1万690束9把のうち8束が祭神料,50束が神嘗酒料として充てられたとある多神は大和で10戸,播磨で35戸,遠江で15戸の神戸を有していた(大同元年牒/新抄格勅符抄)貞観元年多坐弥志里都比古神は従三位勲八等から正三位に昇叙したとある(三代実録貞観元年正月27日条)「延喜式」によれば,相嘗祭に「多社二座〈或作大社〉」と見え,絹2疋,糸3絇4銖,調布3端4尺などのほか,神税から酒稲50束が与えられることになっており(四時祭下),祈雨神祭85座のうちに「太社二座〈或作多社〉」,名神祭285座のうちに「多座神社二座〈或号大社〉」ともある(臨時祭)また新羅客入朝の祭には醸酒料稲として「意富」神社に30束が充てられた(玄蕃寮)正暦5年疾疫放火の変により中臣氏人をして「太社」などに幣帛を奉ったともある(本朝世紀)地名にちなむ氏族としては多氏がいた「古事記」神武段に「神八井耳命者,〈意富臣……等之祖也〉」とあり,綏靖即位前紀にも神八井耳命は「是即多臣之始祖也」と見える天武天皇13年多臣は朝臣の姓を賜った(天武紀13年11月戊申条)一族のうち,太朝臣安万侶は「古事記」の撰者として知られ(古事記序文),近年現奈良市此瀬町田原の地から「左京四条四坊従四位下勲五等太朝臣安万侶以癸亥年七月六日卒之 養老七年十二月十五日乙巳」という墓誌が出土した多氏については久安5年の多神宮注進状(五郡神社記),「阿蘇家略系譜」にも記されている「姓氏録」左京皇別上に「多朝臣諡は神武の皇子,神八井耳命の後より出づ日本紀に合へり」とあるなお貞観5年には右京人散位外従五位下多臣自然麻呂が宿禰姓を与えられたと見える(三代実録貞観5年9月5日条)「大和志」は飯高村(現橿原市飯高町)に比定するが,東方に隣接して多村(現田原本町多)があり,多坐弥志理都比古神社も鎮座するので,郷域はそこまで及んでいたと思われる

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出典:KADOKAWA「角川日本地名大辞典(旧地名編)」

飫富郷(古代)
 平安期に見える郷名...

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