ケータイ辞書JLogosロゴ 布施谷(中世)


富山県>黒部市

戦国期に見える地名布施川の流域両岸に位置し,現在の魚津【うおづ】市と黒部市の一部を含んだ地域に比定される右岸黒部市側を東布施といい,左岸魚津市側を西布施という天正8年4月,小川山千光寺51代住持勝道の奥書のある「越中国小川山千光寺之記」に,「布施之谷」とみえ,当地の由来については,蒙古襲来の際に当地の中心にあった千光寺が朝敵退散の祈願を行い,その布施として時の執権北条時宗より同寺に対し周辺地域が与えられたことによると見える(小川山千光寺文書/松雲公)なお,当地一帯は,流域の桜峠や黒沢などから縄文時代の土器・石器が出土していることから,古くより開拓されていたと思われる当地を題材とした民謡として布施谷節【ふせたんぶし】が伝えられている
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(C)角川日本地名大辞典「旧地名」
JLogosID:7616158
最終更新日:2009-03-01




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