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- 郡里(古代)とは
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郡里(古代) 条里の里名山城国葛野【かどの】郡に属する正和5年の山城国上桂荘実検取帳(図録東寺百合文書)には,同里の14か坪にわたって坪付を記しており,楢原里とともに同荘の中心部分であったことが知られる同年のものと推定される山城国上桂荘差図(日本荘園絵図集成下)にも同里の位置を示し,同じ坪を記入している当時は同里の大半が桂川とおぼしき大河の北側にあり,23坪には観禅寺が所在したことも知られる同里は現在の京都市西京区徳大寺の北方付近にあたり,ほとんどが桂川の河川敷差図の位置には明瞭な旧河道が確認されるから,河道は北に移動したことが知られるこの里の東側の里に当たる場所に郡と称する集落があり,同名の里との位置のずれがあるが,これにも桂川の河道変遷と当然それに伴ったであろう洪水との関連を推定してよい同里は葛野郡5条に属し,尾花里の北,楢原里の東に位置した |
出典:KADOKAWA「角川日本地名大辞典(旧地名編)」