中野村(近世)
江戸期の村名｡備中国川上郡のうち｡毛利氏の支配を経て,慶長5年幕府領,元和3年松山藩領,元禄6年からは幕府領｡村高は,小堀検地では当村域に穴田市村･長田村･松木村･屋広村があり637石余｡元禄年間の検地で中野村本郷･中野村大野路･中野村小野路とに分かれており,その頃までに本郷組･大野路組･小野路組に分村したと思われる｡なお｢元禄郷帳｣｢備中至宝記｣｢天保郷帳｣には中野村として見えており,村高は｢備中至宝記｣856石余,｢天保郷帳｣858石余｡
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(C)角川日本地名大辞典｢旧地名｣
JLogosID:7617597
最終更新日:2009-03-01