ケータイ辞書JLogosロゴ 有間荘(中世)


長崎県>南有馬町

 鎌倉期に見える荘園名。肥前国高来【たかき】郡のうち。高木有間荘とも見える。在地土豪から戦国大名へと勢力を伸ばした有馬氏の本拠。正応元年10月23日の豊前宇佐宮作料銭請取状は肥前国高来東郷有間荘内の深江村分の宇佐宮作料銭2貫800文を地頭代僧実賢の沙汰として納入したものであるが,これによって有間荘内深江村が当時宇佐宮の料田であったことが知られる(深江文書/鎌遺16795)。その5年後に成立した正応5年8月16日の肥前河上宮造営用途支配惣田数注文には「庄園分」として「高木有間庄八十丁」と記されており,有間荘の規模が知られる(河上神社文書/鎌遺17984)。
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(C)角川日本地名大辞典「旧地名」
JLogosID:7618204
最終更新日:2009-03-01




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