ケータイ辞書JLogosロゴ 神之川名(中世)


鹿児島県>日吉町

 戦国期に見える名田名。薩摩国伊集院のうち。「伊集院由緒記」諏訪大明神の部に諏訪社の祭礼費用負担の地域分担を示した書付があるが,その1番組に「平神之川名」と見える(県史料拾遺)。これは島津立久が定めた伊集院諏訪社御祭礼の奉仕名を永正11年12月15日,当時の伊集院奉行鳥取播磨守が書きしるしたものである。臨済宗広済寺の末寺に江善山神福寺があった。開山仰之和尚,2世は広済寺5世で島津忠国の子湖月である。神福寺のあった所は神之川比良で,江戸期の伊集院郷神之川村の河川神之川の海に入る左岸一帯を現在も平【ひら】と称している。
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(C)角川日本地名大辞典「旧地名」
JLogosID:7618388
最終更新日:2009-03-01




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