旬のうまい魚を知る本
東京書籍
- 赤貝
- ▼鮮やかな赤色は血にヘモグロビンが含まれているため
- ▼本物のアカガイはこうして見分ける
- ▼川が泥を運ぶからうまいアカガイが育つ
- ▼閖上産のアカガイは春と秋が美味
- 笠子
- ▼面妖なため「つら洗わず」という地方名もある
- ▼古くは「瘡子」と書いていた
- ▼カサゴだしを利用する料理2品
- ▼呼子流「アラカブの味噌汁」の作り方
- 鰹
- ▼初ガツオたった2尾で大工の手間賃1カ月分!
- ▼平均時速30キロのスピードで南方から大遠征
- ▼釣ったその日に食卓にのぼる日戻りガツオの醍醐味
- ▼一本釣り漁師好みのマヨネーズニンニク醤油の刺身だれ
- 毛蟹
- ▼イカの匂いに誘われたケガニの行く末
- ▼ケガニが子供のおやつだった時代もある
- ▼雄武産ケガニのおいしさの秘密は「流し」にある!
- ▼ゆでケガニのおいしい食べ方
- ▼漁師は甲羅酒でケガニを味わい尽くす
- 桜海老
- ▼世界でも珍しい駿河湾のサクラエビの生態
- ▼100年以上の伝統を誇る由比のサクラエビ漁
- ▼サクラエビの旬は春か冬か?
- ▼ヒゲが気になる人に教えるヒゲ取りのコツ
- ▼由比の漁師は沖上がり料理がお気に入り
- 北寄貝
- ▼見栄えは食欲をそそらないが…
- ▼ピンク色のホッキガイはゆでたもの
- ▼海が荒く塩分が濃いから、白糠産は味がよい
- ▼おすすめは活ホッキガイの炊き込みご飯
- 真子鰈
- ▼マコガレイとマガレイの見分け方
- ▼城下ガレイがうまいのは、海底に湧く真水に理由がある
- ▼早馬で運んで殿様に献上
- ▼城下ガレイは活魚でこそ価値がある
- ▼城下ガレイは産地で食べるもの
- 真鯛
- ▼タイと付いてもタイでない魚が多い
- ▼紀州漁師は伝統漁法でマダイを狙う
- ▼紀州流タイ茶漬けの作り方
- 真蛸
- ▼われわれが頭と呼んでいる部分はマダコの胴である
- ▼マダコの用心深さを逆手に取ったタコ壺漁
- ▼マダコはオスよりもメスのほうがおいしい
- ▼平郡島ではマダコをダンベに生かす
- ▼漁師のおかみさん流タコの刺身の作り方
- 目張
- ▼赤・金・黒と、生息する場所によって体色が異なる
- ▼メバルは卵生と胎生の中間の卵胎生
- ▼小豆島の伝統漁法「たたき網」
- ▼たたき網でとった魚は元気者ばかり
- ▼メバルからだしが出るので、コンブだしは使わない
- 障泥烏賊
- ▼日本海域のイカの中でも味は一、二を争う
- ▼伊豆半島ではバショウイカと呼ぶ
- ▼アオリイカの傑作料理、炊き込みご飯とクロミ
- ▼アオリイカが疑似餌に足をかけたところを釣り上げる
- ▼漁師好みの耳と足と目玉の上の筋肉
- 穴子
- ▼春の珍味「ノレソレ」はアナゴの稚魚
- ▼江戸っ子は20センチ前後のメソッコを最上とした
- ▼ハリなしでアナゴを釣る数珠釣りの妙技
- ▼給分浜のアナゴ漁ではハモ筒を使う
- ▼これは珍しい! アナゴの三平汁
- 鮑
- ▼けっしてかなわぬ「磯のアワビの片思い」
- ▼出陣や凱旋の祝いに不可欠だった熨斗鮑
- ▼マダカ、メガイ、クロは夏、エゾは冬が旬
- ▼アワビを岩からはがすには呼吸が大事
- ▼焚火で殻ごとあぶり、海水で洗って食べるのが一番
- 岩牡蠣
- ▼シーザーのイギリス遠征の目的はカキだった?!
- ▼イワガキは7月と8月が食べどき
- ▼多くは日本海を漁場に素潜りで漁獲
- ▼柴垣産イワガキがうまいのは白山水系のおかげ
- ▼柴垣産でも長手島一帯のイワガキを最上とする
- ▼なまめかしいまでに濃厚な味わい
- 海胆
- ▼ナマコやヒトデと同じく棘皮動物の仲間
- ▼生殖巣が成熟する産卵期がウニの食べどき
- ▼浜で殻を割り、指ですくって食べるのが一番
- ▼島のごちそうは生ウニてんこもりどんぶり
- 剣先烏賊
- ▼ヤリイカに似るが、胴がやや太い
- ▼一番するめと呼ばれる最高級品
- ▼壱岐沖はケンサキイカの産卵場所
- ▼壱岐の郷土料理「イカよごし」のおおらかな味わい
- 蜆
- ▼食卓でよく見かけるのはヤマトシジミ
- ▼しじみうり黄色なつらへ高く売り
- ▼十三湖畔に受け継がれる健康食「シジミの煮汁」
- ▼栄養たっぷりの汽水で育つ十三湖のシジミ
- ▼味噌少しのシジミ汁
- 鯣烏賊
- ▼イカの足「ゲソ」は下足のこと
- ▼するめは江戸から明治までの重要な輸出品だった
- ▼冬生まれ群と秋生まれ群を追うイカ釣船
- ▼「船内一尾凍結イカ」は釣りたての味にかぎりなく近い
- ▼浜のおかあさんの一品「その場の塩辛」
- 床伏
- ▼アワビに似るがアワビにあらず
- ▼トコブシとアワビの見分け方
- ▼旧暦の15、16、17日が手さぐり漁の解禁日
- ▼右手のノミではがし左手ですばやくキャッチ
- ▼殻ごと網の上で素焼きする豪快な漁師料理
- 飛魚
- ▼最大飛行距離600メートル!
- ▼もっとも多く漁獲されるホソトビウオ
- ▼そうめんのつゆにはトビウオの焼き干し
- ▼大社町のトビウオ流し刺し網漁
- ▼たたきで作るトビウオ料理の数々
- 鱧
- ▼近づくものにやたら噛みつく乱暴者
- ▼ハモの骨切りができたら一人前の料理人
- ▼椿泊のハモ延縄漁は夜間に行われる
- ▼ハモの湯引きをスダチ汁たっぷりの酢味噌だれで味わう
- 海鞘
- ▼ホヤは古くから日本人に好まれていた!
- ▼おそるおそる口にして病みつきに
- ▼タネ付けから4年後の4月から8月に収穫
- ▼太平洋の荒海で育つから身が締まって味がよい
- ▼殻の中に含まれるホヤの汁が隠し味
- 真鰺
- ▼側線部にゼンゴと呼ばれる楯鱗を持つ
- ▼回遊性のアジか、瀬付きのアジか
- ▼瀬付きアジは1キロ2500円の高値!
- ▼房総半島の漁師料理「さんが」の作り方
- 水蛸
- ▼タコを食べる国は日本やイタリアなど少数派
- ▼マダコにはない胴のしなやかな歯ざわり
- ▼岩場や小石の海底に生息する寺浜沖のミズダコ
- ▼漁師の好物はミズダコのフガ料理
- 伊勢海老
- ▼古くから縁起物として利用されてきた
- ▼月夜にはなぜエビ刺し網が禁漁なのか?
- ▼漁港の赤い旗は出漁不可の合図
- ▼好漁場への出漁は「くじ」で決める
- ▼本場のいけんだ煮味噌の作り方
- 馬面剥
- ▼身ぐるみはがれるバクチウチ
- ▼釣り人の嫌われ者だが味はよい
- ▼ウマヅラハギの薄造りは皮をつけたまま三枚に
- ▼ウマヅラハギを捕獲するユニークな伝統漁法
- 鮭
- ▼北海道ではアキアジと呼ばれる秋の味覚
- ▼7000キロの旅から回帰するサケに感謝!!
- ▼トキシラズ、メジカ、ケイジの正体
- ▼浜のサケ料理の傑作「頭の煮つけ」と「三平汁」
- 秋刀魚
- ▼例年のサンマ漁は8月下旬の北海道東沖から
- ▼サンマの丸干しは脂の抜けたサンマにかぎる
- ▼サンマ棒受け網漁法で一網打尽
- ▼日もどりサンマが食べられる!
- ▼宮古流サンマのたたき
- 舌平目
- ▼カレイでもヒラメでもないウシノシタ
- ▼東北でベロ、瀬戸内でゲタ、九州でクツゾコ
- ▼小型底曳網船14隻でカレイ類やシタビラメを漁獲
- ▼浜っこかあちゃん市ですり身を販売
- ▼すり身があればすり身汁も簡単に作れる
- 太刀魚
- ▼ウロコがないためキラキラと輝く銀箔が際立つ
- ▼「くにさき銀たち」のおいしい理由
- ▼ここの漁師は季節によって漁法を変える
- ▼タチウオ料理は背ごしに尽きる
- 平目
- ▼口が大きいからオオグチガレイとも
- ▼漁師の手をかじるからテックイの名もある
- ▼エサを使わずに釣り上げるてっくい縄漁法
- ▼下風呂のヒラメ漁は10月と11月が最盛期
- 帆立貝
- ▼ジャンプの名人とおいしさの関係
- ▼あなたは地撒き放流派か、養殖派か
- ▼きびしい条件が美味なホタテガイを育む
- ▼ホタテガイ料理は刺身と殻焼きに尽きる
- 真鯖
- ▼古くから大量にとられ、食用にされていた
- ▼「サバを読む」の由来は諸説ある
- ▼酢を使ったサバ料理は先人たちの知恵
- ▼瀬戸内海と太平洋の潮がぶつかる「速吸瀬戸」育ち
- ▼佐賀関の漁師はコマセ(撒き餌)を使わない
- ▼出荷直前に脊髄に包丁を入れてしめる
- 目光
- ▼味のよさで人気急上昇中の小魚
- ▼メヒカリといえば小名浜産
- ▼鮮度がよければ刺身でもいける
- ▼ハラワタごとのから揚げが絶品
- 渡蟹
- ▼あちこち泳ぎ渡るからワタリガニ
- ▼卵を抱えるメスの商品価値が高い
- ▼摂津播磨地域の祭りに欠かせないワタリガニ料理
- ▼縛っておかないと喧嘩をして爪がもげてしまう
- ▼ワタリガニは水からゆでること
- 鮟鱇
- ▼キアンコウとクツアンコウどちらも美味
- ▼アンコウは釣りの名人である
- ▼アンコウの吊るし切りと七つ道具
- ▼アンコウのとも和えは骨ごとしゃぶり食い
- ▼浜だからこその贅沢料理、アンコウのどぶ汁
- 飯蛸
- ▼卵を持った冬から早春に味の本領発揮
- ▼イイダコは白くてつるんとしたものが大好き
- ▼壺の替わりに貝殻や空き缶を使うこともある
- ▼壺からイイダコを取り出す漁師の秘技
- ▼イイダコ料理の傑作、砂糖醤油煮
- 牡蠣
- ▼紀元前1世紀に養殖が始まっていた?
- ▼シーザーはカキで兵士の志気を奮い立たせた
- ▼唐桑町の養殖方法は筏から吊るす垂下式
- ▼3回漁場を変えて貝に活力を付ける
- ▼焼きガキなどカキ産地の伝統料理
- ▼地元で好評のカキのしゃぶしゃぶ
- 胡麻鯖
- ▼黒ゴマを散らしたような腹部を持つ
- ▼「清水サバ」はゴマサバである
- ▼煮たり焼いたりしたらもったいないじゃけん
- ▼ていねいこの上ない宅配方法
- ▼皮付きの刺身のコリコリ感!
- 栄螺
- ▼角のないサザエは「丸腰サザエ」
- ▼食べている海藻によって殻の色が違う
- ▼箱眼鏡で海底をのぞいてとるから「め突き漁」
- ▼サオのしなり具合を計算して突く
- ▼サザエの壺焼きはぜひ漁師流で
- 楚蟹
- ▼越前で越前ガニ、山陰では松葉ガニと名前が変わる
- ▼産地ではセイコガニを好む
- ▼よく似たベニズワイガニにご注意
- ▼洗いは生きているズワイガニで作る
- ▼カニ鍋の元祖? 漁師流甲羅鍋
- 虎河豚
- ▼関西以西ではフグと濁らずフクという
- ▼フグは食いたしフグはこわし
- ▼フグはなぜ下関にあつまるのか
- ▼周防灘産などの内海ものは「絹ごし」と呼ばれる
- ▼周防灘産は一目で見分けられる
- 鰰
- ▼古くは雷鳴がハタハタを集めるといわれた
- ▼秋田産はかつてピーク時の300分の1に減少
- ▼船上はハタハタの精液でまっ白
- ▼ハタハタの卵を「ブリコ」と呼ぶわけ
- ▼ショッツルとハタハタずし
- ▼ハタハタの傑作料理、胃袋の塩辛
- 鰤
- ▼日本沿岸海域を行き来する回遊魚
- ▼「あぶら」がブリの語源?
- ▼ブリは成長とともに名が変わる
- ▼ブリ文化圏とサケ文化圏
- ▼「氷見ブリ」のおいしい理由
- 真鰯
- ▼黒い星が並ぶナナツボシ
- ▼マグロやカツオのエサになる「弱し」魚
- ▼和泉式部はイワシが大好物だった?
- ▼イワシほど重宝なものはなかりけり
- ▼イワシ料理の傑作「すし」
- 真鱈
- ▼雪の降る頃がマダラ漁の最盛期
- ▼矢鱈、鱈腹、出鱈目の語源はマダラにある
- ▼鱈は馬の息でも煮える
- ▼脇野沢村から江戸まで「新鱈」が運ばれていた
- ▼マダラは雪の上でさばくものなり
- ▼村のマダラ料理はエラまで利用する
- 公魚
- ▼将軍に献上されていたから「公魚」と書く
- ▼小川原湖には陸封型と遡上型が生息する
- ▼小川原湖畔に受け継がれるワカサギの「すし」
- ▼産地のワカサギの佃煮はさすがの味わい
- 鮎魚女
- ▼アユに似るから「鮎並み」。転じてアイナメ
- ▼寝るの好き(?)だから、ネウやシンジョの名もある
- ▼近似種のクジメは味噌焼き向き
- ▼わっぱ煮をアイナメ料理の最上とする
- ▼島名物のわっぱ煮で体も心もポッカポカ
- 浅蜊
- ▼語源は「漁り」か「砂利」か?
- ▼江戸っ子が好んだ深川どんぶり
- ▼砂の吐かせ方のコツは塩分にある
- ▼料理上手の女将はアサリのフライが好物
- ▼温かいご飯にバター焼きの残り汁を
- 潤目鰯
- ▼目が潤んで見えるからウルメイワシ
- ▼成人病予備軍はイワシ類を食べること
- ▼イワシは酒飲みの強い味方?
- ▼豊後水道で育ったウルメイワシは特別に美味
- ▼干物の原料は空腹の魚に限る
- 梶木
- ▼船の梶木を突き破るからカジキの名がある
- ▼クロカジキは体重500キロに達する
- ▼マカジキがもっとも美味
- ▼獲ったカジキで船が沈みそうになった
- ▼元突きん棒漁師が教えるカジキのうまい食べ方
- 黍魚子
- ▼キビナゴとイカナゴは大違い
- ▼養殖魚のエサによし、酒の肴によし
- ▼鹿児島名物、キビナゴの刺身
- ▼キビナゴ漁は夜が勝負
- ▼宴会のシメはキビナゴ茶漬けで
- 亀之手
- ▼貝に似ているけど貝ではない
- ▼魚屋ではまず見かけない稀少品
- ▼稲刈りの終わった頃が一番うまい
- ▼カメノテ獲りを船上から見学
- ▼あふれ出る肉汁にぞっこん
- 尻高
- ▼尻が高いからシリタカ、転じてシッタカ
- ▼磯の小さな紳士たち
- ▼シッタカには楊枝がよく似合う
- ▼名人のシッタカ漁を見学
- ▼青い肝を引き出したときのうれしさよ
- 蝦蛄
- ▼カマキリのような鎌とムカデのような脚
- ▼巣穴でシングルライフを楽しむ
- ▼シャコ味噌という浜の傑作料理
- ▼釜ゆで直後のシャコをしゃぶり食い
- ▼絶品! シャコの刺身
- 白子
- ▼生干しがシラス干し、よく乾燥させたのがチリメン
- ▼2〜3隻でチームを組む船曳網漁で漁獲
- ▼シラスは鮮度が命と再認識
- ▼白いシラスが多く、市場での人気バツグン
- ▼生シラスが舌の上で踊る
- 曽似
- ▼早春がもっとも美味な魚
- ▼ソイ料理はじゃっぱ汁に尽きる
- ▼漁師流の料理は大胆かつ簡単
- ▼身だけではじゃっぱ汁とはいわない
- ▼一夜干しの傑作中の傑作
- 草履蝦
- ▼名前どおりにぞうりそっくりのエビ
- ▼ゾウリエビとウチワエビの見分け方
- ▼ゾウリエビは稀少さで勝る
- ▼「ぞうり」と「うちわ」のどちらがうまい?
- ▼イセエビ以上! ゾウリエビの陶板焼き
- ▼味噌汁からの艶めかしい香り
- 槍烏賊
- ▼産地によって漁期が異なる
- ▼ヤリイカは高級料亭の味
- ▼5月の自由市場(函館)が狙い目
- ▼神業! イカそうめんの包丁さばき
- 伊佐木
- ▼「イサキは北向きで食べろ」
- ▼幼魚のウリンボは味がよくない
- ▼イサキ料理は水なますに尽きる
- ▼漁師流水なますの作り方
- ▼カスベの名で広く知られる
- ▼塩焼きもよし、煮付けもよし
- ▼北海道で好まれるのはメガネカスベ
- ▼珍しいクロカスベを漁獲
- ▼気取らない味だが、けっして凡庸ではない
- 鱸
- ▼ススイだように身が白いからスズキ?
- ▼釣人を夢中にさせるスズキのエラ洗い
- ▼瀬戸内海の伝統漁法、撒き釣りの妙味
- ▼魚の大きさで料理法が変わる
- ▼暑気払いに最適なスズキの魚そうめん
- 鷹之羽鯛
- ▼6本の褐色の縞が斜めに走る
- ▼別名「嫁泣かせ」のいわれは?
- ▼釣人に嫌われる外道中の外道
- ▼「生きているのを焼くとうまいよう」
- ▼「生きているうち」が料理のポイント
- ▼傑作料理! タカノハダイのさんが
- ▼土地ごとに変わった呼び名を持つ
- ▼背越しで食べるなら、この魚
- ▼タカベを食べて、さあ夏が始まるぞ
- ▼タカベを狙う新島の追込漁
- ▼ヒレも小骨もポリポリと
- 手長蝦
- ▼タコは臆病だけれど間抜けではない
- ▼第一腕がほかの腕よりも太く長い
- ▼テナガダコは夕市の人気者
- ▼博多前はひと味もふた味も違う
- ▼噛んでも噛んでもはねかえってくる弾力性
- 葡萄烏賊
- ▼「マイカ」の正体はブドウイカだった
- ▼ねっとりとした歯ざわりと強い甘味
- ▼小型定置網でブドウイカを漁獲
- ▼活ブドウイカをハサミで切ってほおばる
- ▼疑似餌でブドウイカを釣る
- 棒穴子
- ▼男鹿半島で獲れるボウアナゴの正体は?
- ▼似てはいるけど、ウナギでも、アナゴでもない
- ▼ボウアナゴ漁は日が暮れてから1時間が勝負
- ▼男鹿でボウアナゴを狙う漁師はたった二人
- ▼皮がカリッ、白い身がプリッ
- 北海蝦
- ▼ホッカイエビとモロトゲアカエビは見分けにくい
- ▼ホッカイエビと甘エビの違い
- ▼初夏の野付湾に打瀬船が浮かぶ
- ▼ホッカイエビには藻場が不可欠
- ▼刺身と塩ゆで、ともに極上のおいしさ
- 翻車魚
- ▼巨体を海に浮かべるのんびり屋
- ▼マンボウは浜みんなのものだった
- ▼肝和えは官能的なむっちり味
- ▼漁師はマンボウの煮付けが大好物
- ▼マンボウの腸の煮付けは酒の肴向き
- ▼マンボウの肝で作る民間薬
- 海松喰貝
- ▼ミルクイガイとシロミルは別物である
- ▼ミルクイガイは手で砂泥をあおって獲る
- ▼「クロミル」の素潜り漁を見学
- ▼水管だけでなく、ハラも美味
- ▼日間賀島のミルクイガイは4月から6月が食べ頃
- 室鰺
- ▼パサパサした食感が若者に嫌われる?
- ▼アオムロをくさやの極上とする
- ▼マルアジの刺身はマアジ以上という声
- ▼漁師好みのムロアジの仲間
- ▼ムロアジのたたきは酢醤油で味わうこと
- 雌鯒
- ▼メゴチはネズッポのこと
- ▼雑巾かトラバサミ必携のメゴチ釣り
- ▼強烈なヌメリを取り除く効果絶大な方法
- ▼船頭流メゴチの刺身の作り方
- ▼メゴチがあれば一流のてんぷら屋?
- 目撥
- ▼マグロは種類によって味も値段も大きく違う
- ▼メバチ漁獲高35億円以上のマグロの町
- ▼マグロ船の漁師はマグロ茶漬けが大好物
- ▼極上のおいしさ! 生メバチのにぎり
- 皮剥
- ▼地方名は愉快なものばかり
- ▼皮を一気に剥ぐ。快感!
- ▼伝統漁法のがま口漁を体験
- ▼パッチンしては上げ、下ろしてまたパッチン
- ▼絶品! カワハギの肝ごと煮付け
- 九絵
- ▼クエはアラか? モロコか?
- ▼磯釣師は「夜の帝王」と畏敬する
- ▼エサは生きたモイカの1尾付け
- ▼クエ鍋のとろけるような旨味
- 黒鯛
- ▼稚魚「チンチン」の名のいわれは?
- ▼「血を汚す」とはひどいいわれよう
- ▼釣人には油断ならぬ好敵手
- ▼味は8月と9月が一番
- ▼船上の日常食だった炊き込みご飯
- ▼漁師流炊き込みご飯の作り方
- 毛虫鰍
- ▼見てくれの悪い魚ほど美味である
- ▼カジカ類が店に出回らないわけは?
- ▼漁は数あれど、すべて商売抜き
- ▼ケムシカジカの味噌汁で味のハーモニーを楽しむ
- ▼卵の醤油付けはイクラよりうまい
- 雑魚蝦
- ▼味はよいのに名前も人気もぱっとせず
- ▼山陰では少しずつ人気上昇中
- ▼シンプルな料理法に持ち味が生きる
- ▼荒れる日本海にうまいザコエビが育つ
- 鮫
- ▼サメ皮でおいしくワサビをおろす
- ▼神話や伝説の中のワニはサメのこと
- ▼どんなサメをどんな風に食べるか
- ▼豪快! 漁師流サメの湯引きの作り方
- ▼漁師ご用達、肝の刺身
- 宗太鰹
- ▼姿も味もカツオによく似る
- ▼ヒラとマル、味はヒラが上
- ▼マルソウダの自己流血抜き法
- ▼波切の大敷網でソウダガツオの大漁
- ▼ヒラ、マルそれぞれの傑作料理
- 袖烏賊
- ▼重さ20キロに達する大型イカ
- ▼タル流し釣りで大型イカを漁獲
- ▼ソデイカ釣りは「ヒキジ」が命
- ▼漁師流ソデイカのおろし方
- ▼ゴマ風味との相性を楽しむ
- 花咲蟹
- ▼ハナサキガニはカニにあらず
- ▼身が詰まった秋が食べ頃
- ▼花咲港沖のハナサキガニがおいしいわけは?
- ▼多彩なハナサキガニ料理を味わう
- ▼とっておき、鉄砲汁の素の缶詰
- 片口鰯
- ▼山陰ではタレクチ、瀬戸内海ではホオタレの名がある
- ▼田作とごまめの語源は?
- ▼氷見ブリの産地は氷見イワシの産地でもある
- ▼天下一品の味、かぶす汁
- ▼漁師料理の「ととぼち」にうなる
- ▼ほのぼのとした酢入りの味
- 吉次
- ▼赤いベベ着た女の子のイメージ
- ▼美貌と美味が仇でこの高値
- ▼知床の漁師は半島を横断して漁をする
- ▼メンメ料理はシンプル・イズ・ベスト
- ▼贅沢の極み! キチジのチャンチャ焼き
- 白魚
- ▼シラウオとシロウオの大きな違い
- ▼江戸時代には佃島の名物
- ▼小川原湖は日本一の大漁場
- ▼画期的なシラウオの延命措置が完成
- ▼シラウオを待望の踊り食いで
- 棘鰍
- ▼淡水性も海水性も同じカジカ科
- ▼鍋を壊すほどうまいからナベコワシ
- ▼ほとんどが浜で食べ尽くされ店先で見つけにくい
- ▼豪快にしてムダのない漁師流味噌ツユ
- ▼肝や胃袋などが醸し出す複雑な味わい
- 鈍子
- ▼エゾイソアイナメとはおれのことかとドンコいい
- ▼ドンコのフェロモンは肝にあり
- ▼肝味噌田楽で肝をとことん味わう
- ▼あの風体のドンコがハレの日の魚とは!
- ▼肝なくしてドンコ料理は語れない
- 海鼠
- ▼平安時代にはすでに食用にされていた
- ▼ナマコはなぜコリコリしている?
- ▼「海参」は古くからの強壮食材
- ▼3種の漁法はどれもユニーク
- ▼島ならではのナマコ料理「ふくらぎ」
- ▼漁師手作りのコノワタはさすが
- 八角
- ▼鎧とトゲにおおわれた北海の怪魚
- ▼大探検家は「異魚」を味わったか?
- ▼コンブ産地のハッカクはうまい
- ▼体型を生かした軍艦焼きという料理
- ▼薄造りで歯ごたえと舌ざわりを楽しむ
- 婆鰈
- ▼たくさんの異名を持つカレイ
- ▼南三陸地方では欠かせない正月料理
- ▼志津川だけ(?)の伝統料理「ひらもの」
- ▼年の暮れの漁師はババガレイ漁に熱くなる
- ▼ババガレイは食べ頃が大事
- 婆ちゃん
- ▼愛嬌あるおばあちゃん顔
- ▼改名して町の名物になる
- ▼漁師の沖料理で人気
- ▼まずは下ごしらえをしっかりと
- ▼おいしさではアンコウ顔負けのババチャン鍋
- ▼煮付けの上品な味を楽しむ
- 髭長蝦
- ▼「薩摩甘エビ」の正体はヒゲナガエビだった
- ▼浜のSOHOが一手に漁獲と販売
- ▼夜明けから1日に4回の操業
- ▼どんな料理でも実力発揮
- ▼甘エビよりずっと野性的な味
- 武鯛
- ▼名はタイでも姿はタイにあらず
- ▼ブダイ転じてブチ、ブチャーに!?
- ▼仲間のアオブダイはダイバーに人気
- ▼漁師宿の膳は海の幸がふんだん
- ▼ブダイのべっこうずしに大喜び
- ▼害魚変じて北の海の代表格に
- ▼ドウラクボッケを食べなきゃ
- ▼冬の余別の海はホッケであふれる
- ▼飯ずし作りは重石がポイント
- ▼きりこみはいかにも夏向きの漬け物
- めじ鮪
- ▼江戸前期までは人気なし
- ▼江戸時代、マグロは下魚だった?
- ▼富江では漁師の8割以上がシビを追う
- ▼獲ったあとのていねいな扱いが名を高める
- ▼極楽なり、浜でかきこむシビ茶漬け