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六道の
【ろくだう-の-つじ】


ろくだう-の-つじ【六道の】(ロクドウ―)


[1]死者がいずれかへ分かれて行く、「六道」に通じる分かれ道。「六道(ろくだう)の巷(ちまた)」
[例]「さだめてこれは娑婆(しゃば)で承ったろくだうのつじでござらう」〈狂・八尾〉
[訳]「きっと、これは現世でお聞きした六道に通じる分かれ道でございましょう」
[2]京都の鳥辺山(とりべやま)の火葬場へ通じる道の。京都市東山区にある六道珍皇(ろくどうちんのう)寺の門前一帯で、石地蔵が並ぶ。ここから、冥途(めいど)に道が通じているといわれた。




東京書籍
「全訳古語辞典」
JLogosID : 5083366