差額関税制度

１９７１年の輸入自由化の際、安い輸入豚肉が大量に出回ることで国産豚肉が値崩れするのを防ぐため創設された。基準輸入価格を５４６．５３円／キログラムに設定し、これより安価な肉には同額まで関税をかけ国産との価格差をなくす。基準輸入価格よりも高い豚肉には４．３％の定率関税が適用される。この制度を悪用し、安価な豚肉を基準輸入価格に近い価格で購入したと虚偽申告すれば脱税となる。

東洋経済新報社 「週刊東洋経済」 JLogosID : 14490122