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イクラ
【いくら】


語源は「魚の卵」で、ロシア語でも「イークラ」と発音する

日本では、サケ卵を一粒ずつバラバラにほぐして塩漬けにしたものがイクラだ。明治時代ロシア人から、イクラのつくり方が伝えられたといわれている。語源ロシア語の「イークラ」で、「魚の卵」という意味である。イクラは、漁獲されてから数時間以内に、卵巣から卵をとり、その場で塩漬け醤油漬けにされる。卵巣のままだと「スジ」といい、こちらも塩漬けにする。生のスジコを買ってきて、家でイクラをつくることもできる。栄養としては、ビタミンAやパントテン酸多く含まれる。コレステロール多いが、中性脂肪値を下げる働きもある。ちなみに、マスの卵は「マスコ」、ニシンの卵は「数の子」、スケトウダラの卵は「タラコ」、トビウオの卵は「トビッコ」である。高級珍味キャビア」はチョウザメの卵で、「カラスミ」はボラ卵を塩漬けにして干したものである。なお、イクラには、海藻抽出物外側の膜をつくり、なかに植物油入れ天然色素で色づけされた人造イクラもある。




東京書籍
「雑学大全2」
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