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死んだふり
【しんだふり】


クマに死んだふりをしたら、そのまま食べられる?

山道クマ遭遇したら、死んだふりをするといい」という俗説はまことしやかに私たち浸透している。ところがこれは、確かに慌てて暴れたり、背を向け一目散に逃げ出すよりはいいといわれるが、結構危険な行為でもあるらしい。クマは死んだ動物の肉も食べる生態持っているので、本当にお腹がすいていれば、死んだふりをして横たわっている人に襲いかかってくる場合もあるというのである。じっとしているところに上から襲われては、ほぼ致命的状況に陥ってしまうので注意必要だ。では、本当にクマ山道遭遇したら、どうすればいいのだろう。それはまず、遭遇しないように予防することだ。クマはもともとは温厚動物で、何か刺激されない限りクマのほうから人間を襲ってくることはまずないという。遭遇しないようにする手段としては、大きめの鈴を体に付けチャチャリと音を鳴らしながら歩いたり、鈴がなければ板を棒でバンバンたたきながら音を出し歩くといいという。まったく何も持っていないときは、人の大声でクマのほうから山奥逃げ行くらしい。さて、それでも実際に出くわしてしまったらどうするかだが、この場合は、クマ目をそらさずにそのままゆっくりと後退して離れていくのがベストのようだ。その場合、気をつけなければいけないのは、絶対に背を向けずに動作速くしないことだ。くるっと背を向けて走って逃げたりすると、クマ狩猟本能スイッチ入る可能性があるという。




東京書籍
「雑学大全2」
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