100辞書・辞典一括検索

JLogos

14

ヘビ②
【へび】


ヘビのペニスはなんと二本!

ヘビは、私たちから見る感情のようなものがあまり感じられない。実際普段はオスとメスの関わり合いもあまり特徴がなく、たとえば同じ水槽のような場所にオスとメスを飼っていても、通常期にはそれぞれまるで自分しかいないかのような振る舞いで、互いを気にしている様子はまったく見られない。ところが、交尾期がやってくると事態一変する。オスのヘビ同士は(メス取り合いをするため)お互いにとても攻撃的になり、メスフェロモンらしきものをバンバン放出してオスを誘う。それというのも、ヘビ本来単独行動をする動物だからである。交尾期になってもオスとメスはなかなか出会えず一期一会世界で、その一瞬を逃しては種の存続ができない。そのためオスもメス必死になるのだ。ヘビはオスもメス生殖器が対になっている。オスでいえばペニスが二本あるということだ。場所状況によってどちらか都合のよいほうを使って交尾するのだという。いったん交尾をはじめたら何日交尾をしたままで、途中で何か妨害があってもペニス抜けずに、オスが相手ぶら下げたまま逃げていく。メス体内に入った精子二年ぐらいは生きているといわれる。ヘビペニス普段体内格納されている。生まれるとすぐに体のなかに反転して引っ込んでしまうのだ。たとえていうならば、手袋などをはずしたときに、指の部分がひっくり返ったままになったような感じである。それが交尾期になると、裏返し元通りにするような感じ内部押し出すのだ。




東京書籍
「雑学大全2」
JLogosID : 14820798