練習曲
etude
ピアノ学習者の指トレーニングを目的とする曲。バイエルやハノンやツェルニーが有名。練習曲が生まれたのは19世紀で、18世紀までは技術だけを訓練するための曲は存在しなかった。これはピアノ曲の技術難度が飛躍的に上がったことによるが、その背景には産業革命に伴う技術開発への熱中という時代背景があったと思われる。なおショパンやリストも練習曲を書いたが、これらは芸術的価値が非常に高く、指訓練用のドリルとしての練習曲とは一線を画する。
| 朝日新聞社 「知恵蔵2009」 JLogosID : 14849329 |