日本語使いさばき辞典 41 一般的呼称からみた「書物」 [文章や絵などを紙に印刷して、一冊に綴じたもの]書(しょ)・書(ふみ)・書物(しょもつ)・書籍(しょせき)・書冊(しょさつ)・書巻(しょかん)・文(ふみ)・書史(しょし)・書帙(しょちつ)・図書(としょ)・図書(ずしょ)・本(ほん)・冊子本(さっしぼん)・書誌(しょし)・文籍(ぶんせき)・典籍(てんせき)・載籍(さいせき)・物(もの)の本(ほん)・巻(かん)・竹帛(ちくはく)・竹素(ちくそ)・ブック[書物の尊敬語]御本(ごほん)[書物が多い]五車(ごしゃ)[一冊の、また、一部の]一書(いっしょ)・一本(いっぽん)[書物一冊]一編(いっぺん)・一篇(いっぺん)[内容のすぐれた、役に立つ]良書(りょうしょ)・善書(ぜんしょ)・善本(ぜんぽん)[なかなか手に入らない珍しい]稀書(きしょ)・希書(きしょ)・稀覯本(きこうぼん)・珍書(ちんしょ)・珍籍(ちんせき)[珍しい内容の]珍本(ちんぽん)・奇書(きしょ)[貴重な]宝典(ほうてん)[有名な、名高い]名著(めいちょ)[書名や内容の一部しか存在が分からない]逸書(いっしょ)・佚書(いっしょ)・軼書(いっしょ)[ただ一つだけ伝わった]孤本(こほん)[本物に似せて書いた]偽書(ぎしょ)[昔に書かれ、今でも文化的価値のある]古典(こてん)[古い時代に書かれた]古典(こてん)・古書(こしょ)・古本(こほん)・旧典(きゅうてん)[過去の時代の資料となる古い文書]古文書(こもんじょ)[中国の]漢書(かんしょ)・漢書(からぶみ)・漢籍(かんせき)・唐本(とうほん)[新しい]新本(しんぽん)・新刊(しんかん)[昔、出版された。また、読み古した]古本(ふるほん)・古本(ふるぼん)・古本(こほん)[わが国の、わが国の歴史の]国書(こくしょ)・国(くに)つ書(ふみ)・国典(こくてん)・国記(こっき)・国記(くにつふみ)[自分のもの。また、その書物]蔵書(ぞうしょ)・蔵本(ぞうほん)[自分の家の蔵書]家書(かしょ)[大切に所蔵されている。また、秘密にして人に見せない]秘書(ひしょ)・秘本(ひほん)[天子の蔵書]秘書(ひしょ)[書物を集めたがる癖。読書を好む癖]書癖(しょへき)[新しく編集した]新編(しんぺん)・新篇(しんぺん)[初めの一編]初編(しょへん)・初篇(しょへん)[続き物ができたとき、最初に作られた主体となる]正編(せいへん)・正篇(せいへん)・本編(ほんぺん)・本篇(ほんぺん)[正編・本編に続いている]続編(ぞくへん)・続篇(ぞくへん)・第二(だいに)の編(へん)[二編以上に分かれたもののうちで、前の]前編(ぜんぺん)・前篇(ぜんぺん)[二編以上に分かれたもののうちで、後の]後編(こうへん)・後篇(こうへん)[初めの巻]首巻(しゅかん)[最もすぐれた部分。また、小説・演劇などで全体のうち最もすぐれている部分]圧巻(あっかん)[要点を抜き出す]抜粋(ばっすい)・抜萃(ばっすい)[故人が生前に愛読した、また、故人が自ら書き込みなどをした]手沢(しゅたく)・手沢本(しゅたくぼん)[故事・成語・引用句などの出所となった。また、そのよりどころ]出典(しゅってん)[書物を読む]読書(どくしょ)・読書(とくしょ)・書見(しょけん)[内容に誤りが多い]杜CID(7716)(ずさん)[主として政治的な見地から出版・所有を禁じられた]禁書(きんしょ)[書物を焼き捨てる]焚書(ふんしょ) あすとろ出版「日本語使いさばき辞典」JLogosID : 4381279